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さいきde伝統芸能 松竹大歌舞伎

令和五年度(公社)全国公立文化施設協会 主催 西コース

イベント紹介・出演者プロフィール等

演目・配役

一、玩辞楼十二曲の内 土屋主税(つちやちから)

土屋主税 中村 鴈治郎
大高源吾 中村 
お園   上村 吉太朗
西川頼母 中村 寿治郎
晋其角  嵐  橘三郎

二、汐汲(しおくみ)

蜑女苅藻 上村 
此兵衛  中村 

みどころ

一、玩辞楼十二曲の内 土屋主税(つちやちから)

赤穂浪士の一人である大高源吾が、西国の大名家へ仕官することが決まったと俳諧師の其角の家に別れの挨拶にやって来ます。其角は餞別として「年の瀬や水の流れも人の身も」という句を贈り、源吾はそれに「あした待たるるその宝船」と附け句をしてその場を立ち去ります。其角は、源吾が附けた下句は仕官を喜んだ句であると考え、亡君への恩を忘れたのかと源吾の変節に立腹しますが、この一件を聞いた土屋主税は、討ち入りを暗示した句であると読み解きます。やがて隣家の吉良邸内から刃を交える音が聞こえてくると、主税は喜び、要所に高張提灯を灯させて、陰ながら浪士たちを援助するのでした。
明治40(1907)年10月に大阪の角座で初演された、渡辺霞亭作の忠臣蔵の外伝物。俳諧を巧みに織り交ぜながら、討ち入りを待ち望む主税の心情を描いた、上方歌舞伎の代表的な名跡である中村鴈治郎家のお家芸「玩辞楼十二曲」の一つに数えられる名作です。

 

二、汐汲(しおくみ)

時は平安時代。帝の逆鱗に触れ、須磨に流された在原行平は、松風と村雨という姉妹の蜑女を寵愛し、帝に罪を赦され都へ戻る際に自らの烏帽子と狩衣を形見として与えました。その浜辺にやって来た蜑女の苅藻は、汐汲桶に映る月影に、会うことのかなわない恋人への思いを馳せて舞を舞い始めます。そこへ、苅藻に思いを寄せる漁師の此兵衛が現れますが、苅藻は此兵衛をあしらいながら去っていくのでした。
女方の舞踊のなかでも屈指の人気曲の一つであるこの作品は、在原行平が土地の蜑女と歌を交わしたという説話を基に、「古今和歌集」の行平が詠んだ短歌などが影響を及ぼして生まれた謡曲の「松風」が題材になっています。松風は幽玄能のなかでも屈指の名作で、歌舞伎や浄瑠璃に大きな影響を与え、それらの作品の素材ともなりました。今回の『汐汲』もその一つで、苅藻の悲しくもまた初心な恋心や、此兵衛との駆け引きを舞踊仕立てで描き出しています。古風な情緒あふれる歌舞伎舞踊をじっくりとお楽しみください。

 

公演日
2023年9月21日(木)
チケット販売状況
発売中
開場
13:15 
開演
14:00 
会場
さいき城山桜ホール 大ホール
料金
指定席:7,000円 自由席:5,000円 ※同時解説イヤホンガイド(歌舞伎の舞台の進行に合わせてわかりやすく解説いたします):800円 当日ロビーにて 受付・貸出 ※未就学児入場不可(有料託児サービスあり。申込〆切:9月11日(月曜日)まで)
購入方法

【チケット販売方法】

 車いす席(窓口販売のみ)

6月4日(日曜日)~10日(土曜日)(販売時間…9:00~21:00 ※休館日を除く)

※販売期間終了後は一般席として販売いたします。

 一般販売(窓口・インターネット)
窓口:6月11日(日曜日)9:00~

インターネット:6月11日(日曜日)10:00~

 

【チケットお取扱い】

 窓口販売

さいき城山桜ホール(販売時間…9:00~21:00 ※休館日を除く)

 インターネット販売(販売開始…10:00~)

チケットWeb松竹 https://www1.ticket-web-shochiku.com/t/

 

○市外にお住まいなどの理由でホール窓口での購入が難しい場合は、電話またはメールにてお問い合わせください。

○チケットがなくなり次第販売終了

○未就学児入場不可(有料託児サービスあり。申込〆切:9月11日(月曜日)まで)

○ご購入後のチケット変更・キャンセル、及び営利目的のチケット転売はできません。

○公演中止の場合を除き、チケット料金の払い戻しはいたしません。

○営利目的のチケット転売はできません。

主催
さいき城山桜ホール運営委員会
共催
制作:松竹
お問合せ
さいき城山桜ホール運営委員会事務局 ☎0972-24-2228
パンフレット等
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